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退職は直属の上司以外に伝えていい?相談先と例文

退職を伝えたいけれど、直属の上司に言いたくない。上司が怖い、不在が多い、話を聞いてくれない、すでに関係が悪い。そんな時に「人事や別の上司に先に言ってもいいのか」と迷いますよね。

結論、原則は直属の上司に最初に伝えるのが無難ですが、言えない事情があるなら人事・総務・上位者へ伝える選択肢もあります。大事なのは、誰に言うかより、退職意思と退職希望日を記録に残すことです。

結論退職は「原則直属上司、例外は別ルート」で考える
  • 通常は直属の上司へ最初に伝えると社内手続きが進みやすい
  • 上司が怖い・不在・取り合わない時は、人事・総務・上位者へ切り替える
  • 拒否や強い引き止めがあるなら、メール・郵送・退職代行で記録を残す
原則
直属上司に
最初に伝える
例外
人事・上位者へ
相談
記録
メール・郵送で
残す
目次

退職は直属の上司以外に伝えてもいい?

退職の相談先を整理する手元のイメージ
退職を誰に伝えるか迷う時は、原則と例外を分けて考える

退職を伝える相手は、基本的には直属の上司です。直属の上司は、あなたの業務状況、引き継ぎ、シフトや担当、チームへの共有タイミングを把握していることが多いからです。

ただし、法律上「必ず直属の上司でなければ退職できない」とまで決まっているわけではありません。厚生労働省も、期間の定めのない労働契約では原則として2週間前までに申し入れることを説明しています。参考:退職、解雇、雇止めなど|厚生労働省

この記事は一般的な退職手続きの考え方を整理するものです。有期雇用、休職中、損害賠償を示唆されている、退職拒否やハラスメントがある場合は、労働相談や弁護士などにも確認してください。

直属の上司以外に伝えてよいケース

退職を直属上司以外に伝える判断
退職は原則直属上司だが、言えない事情がある時は人事・上位者・代行へ切り替える

直属の上司を飛ばすと、会社によっては角が立つことがあります。だからこそ、何となく言いづらいだけなのか、別ルートに切り替える必要があるのかを分けて考えましょう。

状況伝える相手進め方
上司と普通に話せる直属の上司面談アポを取って口頭で伝える
直属の上司が不在上位者・人事誰に伝えるべきか確認する
上司が怖い・怒鳴る人事・相談窓口メールで記録を残して相談する
退職を無視される人事・総務・本社退職意思と日付を文面に残す
退職届を拒否される人事・本社・郵送配達記録や内容証明も検討する
直接連絡が限界退職代行運営元と対応範囲を確認する

退職を誰に言うか迷う時の順番

「直属の上司以外」といっても、いきなり社長や本社に送ればよいわけではありません。社内で手続きが止まりにくい順番を意識すると、余計なトラブルを避けやすくなります。

  • まずは直属の上司に伝えられるか確認する
  • 直属の上司がいない・不在なら、その上の上司へ確認する
  • 上司に言えない事情があるなら、人事・総務へ相談する
  • 人事にも取り合ってもらえないなら、本社・代表宛ての文面も検討する
  • 直接連絡が心身の負担になるなら、退職代行も選択肢に入れる

迷った時は、直属上司を飛ばす理由を説明できるかで判断すると整理しやすいです。「上司が嫌いだから」だけだとこじれやすいですが、「上司が長期不在」「相談しても面談が設定されない」「威圧的で一対一の連絡が難しい」なら、別ルートを使う理由になります。

①直属の上司が不在・休職・異動している

直属の上司が長期不在、休職中、異動直後で誰に言うべきか分からない場合は、人事や上位者に確認して問題ありません。「退職を申し出たいのですが、どなたにお伝えすればよいでしょうか」と聞けば十分です。

②直属の上司がハラスメント気味で怖い

怒鳴る、威圧する、人格否定をする、相談内容を周囲に漏らす。こうした相手に一対一で退職を伝えるのは負担が大きいです。人事・相談窓口・上位者へ、直接面談が難しい理由を短く添えて連絡しましょう。

③何度伝えても取り合ってもらえない

退職の話を流される、面談を先延ばしにされる、退職日を決めてもらえない場合は、口頭だけでは進みません。メールで退職意思と退職希望日を残し、人事や総務にも共有する方が安全です。

④退職届を受け取ってもらえない

退職届を拒否される場合は、直属の上司にこだわり続けるより、会社の正式な窓口へ切り替えます。人事・総務・本社・代表宛ての郵送など、記録が残る方法を検討してください。

直属の上司以外に伝える時の注意点

別ルートで退職を伝える時は、感情的な告発文にならないように注意します。目的は上司を責めることではなく、退職手続きを進めることです。

  • 直属の上司に言えない理由を短く整理する
  • 退職希望日を具体的に書く
  • 退職理由は一身上の都合・勤務継続が難しいなどに整える
  • 上司への悪口や長い不満を書かない
  • 送信日時・宛先・本文を残す

直属の上司を飛ばす時ほど、文面は短く・丁寧に・記録重視にするのがコツです。上司への不満を書きすぎると、退職日よりも事実確認や人間関係の話に脱線しやすくなります。

同僚や先輩に先に話すのは慎重にしてください。噂として上司に伝わると、退職の話がこじれることがあります。相談するなら、退職手続きに関係する人事・総務・上位者を優先しましょう。

直属の上司以外へ伝えるメール例文

ここからは、直属の上司以外へ退職を伝える時の例文です。会社名・部署名・日付・相手の役職は、自分の状況に合わせて調整してください。

例文1:人事に相談する場合

件名:退職の申し出先についてのご相談

人事部 ○○様
お疲れさまです。○○部の○○です。
退職の申し出をしたいと考えておりますが、直属の上司が不在のため、どなたにお伝えすればよいか確認したくご連絡いたしました。
○年○月○日を退職希望日として考えております。今後の手続きについてご教示いただけますと幸いです。

例文2:直属の上司に言えない事情がある場合

件名:退職に関するご相談

人事部 ○○様
お疲れさまです。○○部の○○です。
本来であれば直属の上司に直接お伝えすべき内容ですが、現在の状況では冷静に面談することが難しいため、先に人事部へご相談いたします。
○年○月○日をもって退職したいと考えております。今後の手続きと、直属上司への共有方法についてご相談させてください。

例文3:上位者・部長に伝える場合

件名:退職のご相談

○○部長
お疲れさまです。○○です。
退職についてご相談したくご連絡いたしました。直属の上司へ相談することも考えましたが、業務上の事情もあり、まず○○部長へ確認させていただきたいです。
○年○月○日を退職希望日として考えております。お時間をいただける候補日をご教示いただけますでしょうか。

例文4:返信がない・取り合ってもらえない場合

件名:退職手続きの確認について

人事部 ○○様
お疲れさまです。○○部の○○です。
○月○日に直属上司へ退職の意思を伝えましたが、退職手続きについて確認が進んでいないため、人事部にも共有いたします。
私は○年○月○日をもって退職する意思に変更はありません。引き継ぎ、貸与品返却、必要書類についてご指示ください。

直属の上司を飛ばすデメリット

直属の上司以外に伝えること自体が悪いわけではありません。ただし、デメリットもあります。事前に知ったうえで、必要な場合だけ使いましょう。

デメリット起きやすいこと対策
上司との関係が悪化するなぜ自分に先に言わないのかと言われる言えない事情を短く説明する
社内共有が混乱する誰が退職日を決めるか曖昧になる人事に手続き窓口を確認する
退職理由を深掘りされる上司への不満を聞かれる勤務継続が難しいと整理する
引き継ぎが遅れる現場への共有が後回しになる担当業務を一覧にしておく

だからこそ、上司を飛ばす時は「ただ言いたくない」ではなく、「不在」「取り合わない」「ハラスメント」「体調面で面談が難しい」など、別ルートを使う理由を整理しておくと安全です。

ここまでの整理別ルートで伝える時は、責めるより手続きを進める
  • 上司に言えない理由は短く、事実ベースで伝える
  • 退職希望日・引き継ぎ・返却物を整理する
  • 拒否や無視があるならメール・郵送・退職代行へ切り替える
短く
理由を
整理
日付
退職希望日を
明記
記録
メールで
残す

直属の上司にどうしても言えない時は退職代行も選択肢

直属の上司以外に相談しても進まない、上司と話すだけで体調が悪くなる、怒鳴られるのが怖い、退職届を拒否されそう。そういう状態なら、自分で直接やり取りすることにこだわらなくて大丈夫です。

直接伝えること自体が限界なら、退職代行は現実的な選択肢です。会社への連絡を代わりにしてもらえるため、上司と一対一で話す負担を減らせます。

退職代行は、民間・労働組合・弁護士で対応できる範囲が違います。有給消化や退職日の調整、未払い賃金、損害賠償の話がある場合は、運営元と対応範囲を必ず確認してください。

退職を直属の上司以外に伝える時のよくある質問

退職は直属の上司以外に伝えてもいいですか?

原則は直属の上司に伝えるのが無難です。ただし、上司が不在、ハラスメントがある、取り合ってもらえないなどの事情がある場合は、人事・総務・上位者へ伝える選択肢があります。

人事に直接退職を伝えても問題ありませんか?

状況によります。社内ルール上は直属の上司を通す会社が多いですが、上司に言えない事情があるなら、人事へ相談して手続き窓口を確認しましょう。

直属の上司がいない場合は誰に言えばいいですか?

上位者、人事、総務などに「退職の申し出先を確認したい」と連絡します。誰に伝えるべきか分からないまま放置せず、窓口を確認するのが安全です。

同僚や先輩に先に退職を話してもいいですか?

おすすめしません。噂として上司に伝わるとこじれやすいです。相談するなら、退職手続きに関係する人事・上位者・相談窓口を優先しましょう。

直属の上司を飛ばしたら怒られそうです。どうすればいいですか?

言えない事情を短く整理し、メールで記録を残します。怒鳴られる、脅される、体調に出るほど怖い場合は、人事相談や退職代行も検討してください。

まとめ:退職は原則直属上司。ただし言えない時は別ルートで進めていい

退職は、原則として直属の上司へ最初に伝えるのが無難です。業務調整、引き継ぎ、退職日の相談が進みやすいからです。

ただし、直属の上司が不在、怖い、取り合わない、退職届を拒否する、ハラスメントがあるといった場合は、直属の上司にこだわり続ける必要はありません。人事・総務・上位者・郵送・退職代行など、別ルートで退職意思を記録に残しましょう。

大事なのは、誰に先に言うかで悩み続けることではなく、退職希望日と意思を明確にし、手続きが進む形にすることです。直接話せないなら、メール文面を整えて、必要なら第三者を使ってください。

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この記事を書いた人

元当事者×現役人事。新卒で入った不動産営業の会社を退職代行で辞めた経験を持ち、その後人材業界を経て現在は会社の人事。辞める側と受け取る会社側の両方を知る立場で、損せず円満に辞めるための情報を発信しています。

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